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サージェント「マダムXの肖像」



 今回は「マダムXの肖像」を取り上げていて、テーマは19世紀のコスモポリタン画家・サージェントの「アイデンティティ」でした。アメリカ人夫婦の子として生まれ、幼少時代をヨーロッパで過ごした彼は「イタリアで生まれ、フランス人の教養を受け、イギリス人のように話し、スペイン人のように描く」と言われました。

 そんな彼の野心作が「マダムX」。同じアメリカ出身の彼女の端正な横顔を描いたこの作品は、しかし「ドレスの肩紐をはだけた破廉恥な作品」と酷評されるのです。この二人の傲慢な鼻をへし折りたい、という画檀の悪意に勝てず、サージェントはイギリスに逃げてしまいました。しかし50歳で肖像画を描く事を止めた彼の中でも、「マダムX」は代表作だったようです。描き直した3枚の作品が彼の執着を示していますし、彼のアイデンティティをかけたこの作品が死去の前年にアメリカの美術館に寄贈された事実から彼の本心が分かるような気がします。その色彩と繊細さが僕は好きです。(7/22投稿)

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